黄金の弦の響き！『新イタリア合奏団』関連作品紹介 |

「音楽の国」という言葉から連想されるのは、どのような国でしょうか。

ことクラシックに関しては、イタリアを抜きにしてその歴史を語る事はできません。ヴィヴァルディ、プッチーニ、パガニーニなど数々の偉大な作曲家を輩出しているのは、ご周知の通りかと思います。

本項では、そんな「音楽の国」イタリアの名前を冠したアンサンブル『新イタリア合奏団』の作品についてご紹介いたします。

ヨーロッパ屈指の老舗合奏団

「新イタリア合奏団」の前身が、1970年代に一世を風靡した「ローマ合奏団」の流れを汲み、バロック音楽のエキスパートとして知られた「イタリア合奏団」。

この合奏団の創設者がジョヴァンニ・グリエルモです。ソロイストとして人気を確立する一方で、1700年代の珍しいイタリア作品の出版、録音に力を注ぎ、またポリーニ音楽院の院長を務めるなど、イタリア・ヴァイオリン界を代表する大きな存在でした。

昨年の8月、惜しまれつつもこの世を去った巨匠・ジョヴァンニの息子にして、「新イタリア合奏団」の筆頭でもあるヴァイオリンの名手がフェデリコ・グリエルモです。

この父子の繋がりだけでもその実力を期待させるには十分ですが、アンサンブルを構成する他のメンバーも、著名オーケストラのコンサート・マスターやソロ首席奏者の経験者、国際コンクールの入賞者、音楽院教授などが勢ぞろい。まさにイタリアの音楽界を名実ともに支える重鎮が揃った、スーパーアンサンブルと言える存在です。

録音作品

moraで配信されている作品は、各種フォーマットで高音質を堪能頂けます。タイトル毎に、一流のアンサンブルによる重厚な響きや名手によるソロ演奏を存分にお楽しみ下さい。